原作:山岸亮一  演出/振付:宮崎渥巳  脚本:森治美
出演者インタビュー

アルゴ出演4回目の長澤茜と、出演3回目の船越英里子が、今年のニューフェイスにインタビュー!
随時更新しますので、お楽しみに♪

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第九回 津坂早紀 編

船越英里子(以下英)「今回のゲストは、大人キャストの津坂早紀さんです!」
津坂早紀(以下津)「よろしくお願いします」
長澤茜(以下茜)「お願いします。それでは最初の質問です。今回はキャスト24名のうち20名が子供です。こんなに子供キャストの多い舞台に出演が決まった時はどんな気持ちでしたか?」
「う~ん、そうですねぇ、実はね・・・私もオーディションだったんですよ。皆さんと同じように・・・去年の秋くらいだったんですけどね。今回の脚本の森先生とはプライベートでは、お知り合いだったんですけど、森先生から声かけられて・・・今回、こんな舞台の脚本を書くことになったんだけど、その中に一人、貴女とイメージのかぶる役柄があるのでオーディションを受けてみない?って・・・オーディションは、歌と踊りと面接でした。でも、その日の夕方に「お願いします。」ってお返事を頂いて・・・本当にすごくびっくりしました。しかも、私、ミュージカルは初挑戦なんです!」
「えぇ!今回が?」
「ほんとに?」
「うん。ダンス公演とかお芝居だけとか、ファッションショーはやってるんですけどね」
「ファッションショー!やっぱりキレイですもんねぇ」
「いいわよ、そんな持ち上げなくても(笑)!でまぁいろいろな事を別でやってきたので、今回ミュージカルに参加できるのは楽しみ♪しかもこんなにたくさんの子供たちに囲まれることも今までなかったので、皆の事をいろいろ想像しながら・・・皆、すごくしっかりしていそうに見えるから(茜・英里子 笑)、お稽古が始まるのをとても楽しみにしています」

「今回のお話は小学校のお話なんですけれども、津坂さんの小学校の時の思い出話を聞かせてください」
「小学校ですか(笑)!?まぁでもそう遠い昔じゃないですよ。それでも15年くらい前ですけど・・・(笑)。生まれてないとか言わないでね(笑)」
「ちょうど生まれました(笑)」
「そうですか・・・生まれましたか」
「生まれてないです」
「あ…」
「笑」
「小学校の頃ねぇ~?私すごい都会育ちなんですよ。さっきもね、今日の本読みが終った後に、演出の宮崎先生に、今回は里山小学校ってことであんまり都会的にやらないでくださいねって言われたくらいで・・・ですから、もうちょっとのんびりと、ほわぁんとした感じを大切にして演じようかなと思っています。私自身はもうずっと都会生まれの都会育ち!都会の小学校だったんです。しかもね、その中では結構やんちゃな方だったと思いますよ」
「へぇー!」
「いつも男の子とかとキャッキャ、キャッキャと遊んでいたし、ケンカとかやりたい放題やっていたし(笑)」
「すご~い!見えないですよ~」
「そうかな?」
「なんか、もし津坂さんみたいな女の子が同級生にいたら、オーラを放っててすごく近寄りがたい的な存在だと思います。」
「いやいや(笑)・・・私ね、小さい時から身長が大きいの。幼い頃から小さかった記憶がないのよね。今、その頃の同級生の男の子にたまに会ったりすると、「あの頃のお前は本当にでかくて怖かった」って言われる・・・」
「笑」
「あの頃って、やっぱり男の子も負けじと闘ってくるじゃない。それで毎日のように闘ってたかもしれない(笑)」
「なんか、津坂さんのイメージって、学級委員長っぽいんだけどなぁ」
「学級委員長やったことあったかなぁ?でもあったような気もする」
「えぇ~!」
「記憶にある限り、書記とかはやった気がするなぁ」
「習い事とかしてましたか?小学生の時」
「当時はピアノだけやってたかなぁ」
「あーちゃんもピアノ上手だけど、習ってるの?」
「習ってないんです。趣味でピアノやってるんですよ」
「ほんと?」
「はい」
「私は、中学高校と音楽学校に進んで、一応ピアノ科だったので、そのまま、音楽の道に進んでいたらピアノの先生か音楽の先生なっていたかもしれないと思います。だから今回は等身大でやれるかなぁっと思ってるんですけどね・・・」
「英里もねこふんじゃったなら弾けます(笑)」
「十分、十分(笑)」

「休日は何をしていますか?」
「休日ですか?なんだろうなぁ、寝てるかな(笑)。皆もそうだと思うけど、平日は学校行きながら、お稽古に通ったりして、今はこの舞台のためのトレーニングが始まってるでしょ。私も、そういう準備を始めてますよ。今回は久しぶりに踊ることになったし、歌も歌うし」
「そうなんですか」
「舞台のお仕事とモデルのお仕事どちらが好きですか?」
「どーだろうなぁ・・・もちろんモデルの仕事も楽しいけど・・・舞台の場合、時間をかけながら皆で力を合わせて苦しい作業を乗り越えて、やっとひとつのものが出来上がるでしょ。そういう作業が私はすごく好きなの。しかも、見に来てくださったお客さまの反応がダイレクトに伝わるというのは、モデルの仕事ではなかなか感じられないから、別の喜びを感じる事ができる。舞台は舞台で魅力的ですよね、やっぱり」

「それでは、最後に、意気込み、このアルゴへの意気込みを教えてください」
「意気込みですか!?」
「はい、なんでも」
「そうですねぇ、今回はやはりメインは子供たちですからねぇ、あくまで大人はサポートというか補助的な役割なので、あまり出過ぎず、その中でも与えられた役割はしっかりと力を出し切って、一つの良い作品になれればいいなと思っています」
「一緒に頑張っていきましょう」
「頑張りましょう!」
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」

<茜、英里子の感想>
津坂さんは、見た目はすごく綺麗なお嬢様なのに、お話するととても元気で快活で優しい方でした。こんな可愛い音楽の先生がいたら、すごく嬉しい♪男子は音楽、がんばると思います。
お稽古ははじまったら、もっといっぱいお話して、キレイの秘密を探りたいと思います♪

[2008/04/15]
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