原作:山岸亮一  演出/振付:宮崎渥巳  脚本:森治美
出演者インタビュー

アルゴ出演4回目の長澤茜と、出演3回目の船越英里子が、今年のニューフェイスにインタビュー!

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第三回 葛城ゆい 編

長澤茜(以下茜)「3回目のインタビュー。今日は<特別ゲスト>です!何だかとても緊張しちゃいますね・・・」
船越英里子(以下英)「私たちの稽古の様子を見にきてくださった大人キャストの葛城ゆいさんです。」
「よろしくお願いしますっ!」

葛城ゆい(以下葛)「葛城ゆいです。よろしくお願いします。」
「では、早速質問させて頂きます。今日のダンスの稽古をご覧になっていかがでしたか?」
「そうですねぇ、先生方がひとつひとつのストレッチを丁寧にゆっくりやってくださっているので、小さい頃からこんな風に教えて頂いて、羨ましいなって思っていました。私もお家で毎日ストレッチをやっていますが、それはだんだん衰えていっちゃうっていうか、ダメになっちゃうのが嫌だから頑張っているんですけど、皆はゆめゆめ、あと20年とか30年、毎日やっていかなくちゃいけないんだなぁなんて思って見てました」
「アルゴのダンスの稽古では、必ず最初にきっちりストレッチをやるんです。
先生からは、お家でも毎晩ストレッチをするように言われていますが、なかなか出来ないんですよね(笑)葛城さんを見習って私も頑張ろう!」

「葛城さんは今回、教頭先生の役だと聞いていますが、どんなイメージで演じようと思っていますか?」
「難しい質問ですねぇ。まだ台本がきちんと出来ていないので、あんまり決めてかかってもいけないなぁって思ってます。まぁ、皆にとって良くないというか、ちょっと怖い存在の役柄になるかもしれないのですが、人間的なところもちゃんと演じたいっていうか・・・何ていうのかなぁ、いわゆる、敵と見方であっても、敵はサイボーグじゃなくて、どっかほんわりとこう人間的な温かさが感じられる、敵役になれればいいなと思っています」

「今回は5年1組が舞台のお話ですが、葛城さんは小学校の時はどんな生徒でした?」
「小学校の時(笑)?」
「はい。小学校の時の思い出が何かあればお願いします」
「小学校の時はねぇ・・・私、大阪に住んでたんですよ」
「えっ!?そうなんですか!?」
「小学校の時は大阪弁でしゃべっていました」
「私も大坂出身です!東京に来て5年ですが、今も、家族と話す時は大阪弁ですよ」
「あら!じゃ大阪弁でしゃべろっか(笑) そうですね、あの頃は、自分が将来、今みたいに歌ったり踊ったりする女優さんになるとは思っていなかったですね。歌はすごく好きでしたが、ただ、自分で勝手に学校の帰り道に歌いながら帰ったりする、変な子だったの(笑) 運動神経も特に良かったわけじゃないし、かけっこも一番遅かったし、体育はずっと3だったし・・・クラスの誰もまさかこんな歌って踊る女優さんになるとは想像出来なかったと思うわ。たまたま宝塚に入りたいと思ったから、中学に入ってからいろいろお稽古を始めたんですけれど、クラスの皆がビックリしたくらい『あなたがそんなことをやろうと思うの?』って。ただ、歌は本当に大好きでした」

「宝塚に入ろうと思ったのはいつ頃ですか?」
「中学1年生の最後の時に、両親に「宝塚に入りたいです!」って初めて自分の意思を告白して、それからお稽古を始めたので、小さい頃から宝塚を目指していた子より全然遅くて・・・この間のアルゴの顔合せの時に皆が『小学校3年生です。ダンスと歌は小さい時から習ってます』。って自己紹介で言ってのを聞いてびっくりしちゃった(笑) いったい、いくつから習っているの(笑)? と思って。逆に私の方が、「経験が短くてすみません」ていう感じだったわ(笑)」
「踊りは好きだったんですか?」
「見るのは好きだったんですよ。ただ自分が運動音痴だっていうすごいコンプレックスがあったの。バレエとか始めたばかりの頃はすごく下手で・・・未だに運動音痴だっていうコンプレックスはありますね。でも、取っ付きは悪くて、みんなが嫌になる頃に一生懸命やりだすタイプみたい。今はダンスも大好きです。運動神経とダンスって、あんまり関係ないんですね。」
「えぇ、そうなんですかぁ?」
「そうなのよ。宝塚に入ってから周りのお友達に聞いたら割とそういう人がいたの。それで、関係ないんだなって思って。ただ、いろんなことをするのに、取っ付きが悪いの。今日、稽古場に見学に来たのも、私が割と人見知りだから、皆さんとお話しする機会が少ないと、本格的にお稽古が始まった時に馴染めないんじゃないかな?って少し心配に思ったのね。皆の頑張っている姿を見られて楽しかったわ。皆さんと毎日一緒にお稽古をするのは6月頃からだと思いますが、その時はよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。今日はありがとうございました!」



<茜、英里子の感想>
葛城さんは小さくて細くてとても可愛らしい方でした。私達の質問にも気さくに答えてくれました。
早く一緒にお稽古がしたいです。こんなに優しい人が、怖い教頭先生になれるのかな?と
今は想像出来ません。
差し入れて頂いたチョコレート、とっても美味しかったです。また、ぜひぜひ見学に来てください。
少しずつですが、成長している私達を見て頂けると思います。本当にありがとうございました。

[2008/03/04]
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